2017年 09月 28日
君の膵臓をたべたい 映画版 ネタバレ注意? |
原作を読んでおりません。
映画公開直前、ラジオでブックレビューを聞き興味を持っていた。
公開直後は、他に見たい作品が重なり後回しになってしまったが、率直な感想は
見て良かった!
以下はネタバレ含むから気をつけて。
キャラクター設定がステレオタイプというか、人物描写は良く言えば分かりやす。
悪く言うとありきたり。
山内桜良の抱えている絶望、それでも見つけたささやかな喜びを表現するためと、「僕」の根暗キャラとの対比を明確にする上での演出はわかるが、あまりにも都合の良い女の子キャラにし過ぎていてる。
更に、終盤に訪れるお涙頂戴を盛り上げる都合上、ああいうことになったのだとは思うが。
そういったネガティヴ要素を差し引いても、見て良かったと言える。
原作を知らずに映画だけを見て、桜良の最期に驚いたり、あんな最期だからこそそれぞれが12年間も誤解や後悔を抱え続けた想いだったり、周囲の客たちが号泣するのも納得。
カメラワークもなかなか練りこんでいたし、全体に丁寧に仕上げられている。
個人的には、クラス委員長をもっと懲らしめて欲しかったというのもあるが、それは物語の展開に必要なものではないのでまあアレということで。
若干もやもやしたものも残ってはいるが、最終的に「僕」は報われたんだよね?
by zelarna
| 2017-09-28 15:52
| 映画