2020年 10月 28日
劇場版ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン |
一瞬、気を失っていたと思ったら、前回のエントリから一年以上経過していた、不思議だね。
そして気が付いたら、またまたヴァイオレット・エヴァ―ガーデンです。
きっと、彼女が僕の眠りを覚ますのだろう。
きっと、彼女が僕の眠りを覚ますのだろう。
ということは、この物語が完結を迎えてしまったことで、永遠の眠りに就くのだろうか?
京アニが不幸な事件に巻き込まれ、この作品関係者も犠牲に合うことで、劇場公開が遅れてしまい、更にその後のコロナ禍で再延期となってしまった。
京アニが不幸な事件に巻き込まれ、この作品関係者も犠牲に合うことで、劇場公開が遅れてしまい、更にその後のコロナ禍で再延期となってしまった。
けれど、作品の本質には関係のないことなので、スクリーンを目の前にすれば携わったすべての人達に感謝するしかない。
そして一度ではもったいないので、一ヶ月くらい間を空けて二度目の鑑賞に耽ってきた。
二度見ることで、当然ながら初見では気づけなかった仕込みや、把握しきれなかったあれやこれやに気づけて、より濃密に作品と関われることができた。
その結果、最初に感じた冗長さが見事に消えて無くなり、上映時間を短く感じてしまった。
当初、ちょっと間を取り過ぎているのではないかと感じたカット割りも、よくよく観察すると無言の中に揺らぐ心が表現され、広大な景色では光や空気が揺らいでいる。
その様なシナリオの行間と作り手側の演出等々を、より深く受け止めることができ、これ程までに表情豊かだったのかと打ちのめされた。
最初に見終えた後には、もう一つくらいエピソードを入れるくらいの上映時間と思ったものの、二度目ではその思いは見事に失せた。
他に印象的なのは、要所要所で出てくる風。
この風に手紙が飛ばされる度、人の心も体も別の場所に運ばれる。
過去作品では、タイムラプスを導入して数時間から数カ月の時間的経過を表していたけれど、今作ではそれは無かったのではなかろうか。
それよりも、太陽の位置でおおよその時間の経過をゆったりと伝え、その間、徐々に変化する心と重ねることもできる。
ついでにいうと、登場人物が花の名前というのは、おしゃれ過ぎて何も言えねえ。
さて、鬼滅の刃で館内は混雑していたが、こいつもいずれ見に行かねば。
ネタバレ
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by zelarna
| 2020-10-28 18:24
| 映画